2008年 KITAさん「しかしきょうほどおめェを愛したことはねェぜ」
2008年 KITAさん「しかしきょうほどおめェを愛したことはねェぜ」
 
 
「しかし きょうほどおめェを愛したことはねェぜ」
(by「アノ蒼白き城を見よ」)
 
名セリフですね(笑)
こういう危機的な状況で、さらりとユーモアを感じさせる言い回しが出来る次元がニクいです。私はハードボイルドな世界が好きなので、必然的に男同士の精神的な愛の絆は好きですね。女性同士の友情とは違う独特の触れ合いがあります。
 
しかしKITAさん「筆ペンでさらりと描かれた」にしては、なんと完成度の高いイラストなことか。外国の挿絵を観るようなモノトーンの濃密な影。長い手足に折れ曲がった指、しっかり描かれた靴紐など、細部の拘りバランスが美しい。
 
こういう状況でもブラリとポケットに片手を突っ込んだまま、肩の力を抜いてさりげなく助けるルパン。こういう状況でも帽子を死守するおとぼけ次元(笑)。そんなとこも、とても彼ららしい生き方のスタイルが感じられて粋です。
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