父娘 銭流画
父娘 銭流画
 
 
元絵作家:写楽
 
モデル
三世 坂東彦三郎(ばんどう・ひこさぶろう)
四世 岩井半四郎(いわい・はんしろう)
 
演目
「桂川月思出」(かつらがわつきのおもいで)
 
役名
坂東・・・帯屋長右衛門(おびや・ちょうえもん)
岩井・・・信濃屋お半(しなのや・おはん)
 
上演:寛政六年七月
演場:河原崎座
 
長右衛門45歳お半13歳という年の差恋人心中物。
 
 
 
この年の秋狂言は心中物大流行だったそうです。
 
お半のポーズを見た時「ルパンぽいポーズだ」と思ったのでそうしてみました。
 
こういうお茶目なポーズの時、ルパンならどういう表情をするだろうかと
その試行錯誤に一番時間が掛かってしまいました。
描き込んでるうち浮世絵というより昭和塗り絵みたいな雰囲気になっちゃいましたよ。
 
写楽は今まで力強いという印象の作家だったのですが、
模写してみて本当は繊細な絵を描かれてたのだと判り改めて脱帽しております。
 
ルパンを「流」と表したのは原作でルパンの漢字表記が「三派流」「流派無」とされてるところから取りました。
 
2005.7.25
 

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